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店舗を閉店したあとも、家賃を払い続けてしまう経営者がいます。主な原因は、契約書を見ないまま閉店日を決めてしまうことです。
閉店日を決める前に、契約書で解約の条件を確認することが大切です。
今回は、閉店後も家賃が続いてしまう仕組みと、契約書で確認したい5つのことを、店舗の不動産に詳しい佐々木さんと整理します。
契約書で確認したい5つのことは、①解約予告は何か月前までか、②期間の途中で解約できるか、③違約金と預けたお金が戻るか、④解約通知を出す時期はいつか、⑤原状回復でどこまで戻すか、です。
閉店を考え始めた店舗経営者が、解約通知を出す前に何を見ればよいかがわかります。
- 閉店後も家賃を払い続けてしまう理由
- 閉店日と契約が終わる日と引き渡す日の違い
- 閉店日を決める前に契約書で確認したい5つのこと
- 契約書の条件を借りる段階から確認する大切さ
- 契約書の確認を相談するときの進め方
- 店舗の閉店を考え始めた経営者
- 閉店後に家賃を払い続けたくない方
- 契約書のどこを見ればよいかわからない方
- 解約通知を出す時期に迷っている方
閉店後も家賃を払い続けてしまうのは閉店日と契約が終わる日がずれるから

閉店後も家賃が続く原因は、契約書を見ずに閉店日を決めてしまうことです。閉店日と契約が終わる日は、別のタイミングで来ます。
店舗を閉店したあとも、家賃を払い続けてしまう人がいると聞きました。何が起きているのですか?

契約書を見ないで閉店日を決めてしまうことで起きる問題です。閉店日、契約が終わる日、店舗を引き渡す日は、すべて別のタイミングで発生します
契約が12月末まで続くのに9月末で閉店すると3か月分の家賃が残る
たとえば、契約が12月末まで残っているのに、9月末で閉店を決めてしまったとします。
残りの10月、11月、12月は、閉店していても家賃を払い続けることになります。
閉店後の家賃に加えて、原状回復や光熱費など閉店でかかる費用の全体は、店舗閉店にかかる費用5項目|家賃・原状回復・在庫・人件費・光熱費で一覧にしています。
閉店日を決める前に契約書で確認したい5つのこと

閉店日を決める前に、契約書の5か所を確認します。見落とすと、閉店後も家賃が続いたり、預けたお金が戻らなかったりします。
確認する5つは、次のとおりです。
| 確認する項目 | 見るポイント |
|---|---|
| 解約予告の期間 | 何か月前までに伝える必要があるか |
| 中途解約の可否 | 契約期間の途中で解約できるか |
| 違約金と預けたお金 | 解約で違約金が出るか、敷金や保証金が戻るか |
| 解約通知を出す時期 | いつ貸主へ伝えるのがよいか |
| 原状回復 | どこまで元に戻して退去するか |
解約予告は何か月前までかを確認する

解約予告が何か月前までかは、契約によって違います。閉店日、契約が終わる日、お店を引き渡す日は、それぞれ別のタイミングで発生します。
たとえば、契約が12月末まで残っているのに9月末で閉店を決めてしまうと、残りの10月から12月は家賃を払い続けることになります。
解約の予告は、何か月前までが多いのでしょうか?

3か月や6か月が普通です。長いと、12か月の契約もあります
閉店日を決める前に、まず予告の期間を契約書で確かめます。
期間の途中で解約できるかを確認する

定期借家の契約では、途中で解約できないものがときどきあります。たとえば2年間の契約なら、期間の途中ではできません。
契約期間があらかじめ決まっている賃貸借契約のことです。
小さな飲食店でも、途中で解約できない契約はありますか?

小さな飲食店では、あまりありません。10年のような長い契約は、大きな箱の物件で見られます
途中解約ができるかどうかは、閉店を決める前に契約書で必ず確認します。
定期借家と普通借家のそもそもの違いは、定期建物賃貸借と普通借家の違い|店舗契約で確認する期間・再契約で整理しています。
違約金と預けたお金が戻るかを確認する

解約するときに、違約金が発生する契約があります。よくあるのは、預けている保証金や敷金が戻ってこないパターンです。
家賃が20万円で敷金を6か月分預けていれば、戻らない金額は120万円になります。
保証金と敷金の違いや償却の考え方は、店舗の敷金と保証金の違い|償却・返還条件まで契約前に確認で解説しています。
解約通知を出す時期を契約書で確かめる

解約通知を出すタイミングも、契約書の条件をよく見てから決めます。
契約書の読み方に自信がなければ、私たちテナントの窓口に契約書を見せてください。ベストなタイミングを一緒に探します。
原状回復でどこまで戻すかを確認する
原状回復は、家賃の支払いとは別に、退去のときに必ず出てくる負担です。
スケルトンで退去する契約なら、スケルトンにする工事を終えてから出ていく必要があります。
店舗の規模によっては大きな費用になるため、閉店の準備を始める段階から頭に置いておきます。
閉店で困るかどうかは借りるときの契約書に左右される

閉店で困るかどうかは、店舗を借りるときの契約書に左右されます。佐々木さんは、自分で作った契約書で借りて、閉店しました。
出たくても出られない店舗がある
街を歩くと、1年ほど閉店したまま次が決まっていない店舗を見かけます。退去したくてもできない店舗もあるのでしょうか?

あります。出たくても出られない事情が、いろいろあるのだと思います
だからこそ、閉店日を決める前に契約書の条件を確認しておく必要があります。
佐々木さんは自分で契約書を作って3か月前予告で閉店した
佐々木さんも以前に店舗をやっていましたが、閉店は問題なかったですか?

はい。定期借家で、3か月前の予告で閉店しました。契約書は私が自分で作りました
え、珍しいですね

貸主は契約ごとが得意ではなかったので、以前に別の人が結んでいた契約書をもとに、自分に有利な内容を全部盛り込んで、これでお願いしますと示しました
入口の契約書で条件を整えていたことが、佐々木さんの閉店につながっています。
入口の契約を貸主の言いなりで結ぶと出口で困りやすい

入口の契約で貸主の言いなりになった人は、閉店したくてもできず、家賃を払い続けている可能性があります。
借りるときの契約書と、閉店するときの条件は、つながっています。
契約書の確認は閉店日を決める前に店舗に詳しい専門家へ相談する

契約書は、閉店日を決める前に専門家へ見せるのが確実です。見れば、必要な手続きとタイミングがわかります。
契約書を見せれば手続きとタイミングがわかる
閉店後の家賃をできるだけ止めたいときは、ほかに解決策はありますか?

まず契約書をきちんと見てください。私たちの不動産なら、見ればどういう手続きを踏めばいいか、すぐにわかります
閉店しようかなと思った段階で契約書を見ながら相談すれば、ベストなタイミングを図れます。
店舗の経営者が、不動産のプロである必要はありません。契約書の確認は、私たち不動産のプロに頼ってください。
よくある質問
Q次の借主を連れてくると保証金が戻る契約はありますか?
あります。同じ条件で次の借主を連れてきたら、保証金を全額戻すという内容の契約書が、たまにあります。大手企業の大きな箱の物件に多い形です。
次のテナントを探して引き継げれば、閉店もスムーズに進めやすくなります。私たちテナントの窓口は、テナント付けのお手伝いもしています。
Q解約できない期間が決まっている契約は借主に不利ですか?
不利とは限りません。1,000万円や2,000万円を投資して店舗を作った場合、回収できる前に出ていくよう求められると困ります。一定の期間は解約できない契約が、貸主と借主の双方のメリットになることもあります。
Q契約書の確認だけでも相談できますか?
できます。契約書のチェックと相談に費用はかからず、お金が発生するのは決まったときだけです。全国どこの飲食店でも、お待ちしています。
まとめ:閉店日を決める前に契約書で5つの条件を確認する
閉店後も家賃が続く主な原因は、契約書を見ないまま閉店日を決めることです。閉店日、契約が終わる日、引き渡す日は、別のタイミングで来ます。
- 解約予告の期間は契約によって違う
- 期間の途中で解約できない契約もある
- 違約金が出たり、預けた敷金が戻らなかったりする
- 解約通知は契約書の条件を見てから出す
- 原状回復の範囲も閉店前に確認する
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契約書のチェックや閉店のタイミングの相談は、記事下の公式LINEからできます。