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こんにちは、テナントの窓口のくっつーです。

店舗内見で広さと内装だけを見ていると、契約後に天井・電気・設備・看板の不足が判明します。工事費と営業条件へ直結する4項目を、機器表と現地記録から確認します。

店舗内見では、天井高、電気容量、既存設備のメーカー・型番・年式、看板の設置可否を確認します。表示されたアンペアやボルトだけで適否を決めず、使用予定機器表をもとに設計者・電気工事業者・管理会社へ確認してください。

この記事でわかること
  • 見落としやすい4項目
  • 天井高の測り方
  • 電気容量を専門家へ確認する資料
  • 既存設備の年式と責任区分
この記事がおすすめな人
  • 初めて店舗を内見する方
  • 居抜き設備を使う予定の方
  • 大型機器を置く業態の方
  • 看板集客を重視する方

広さと内装の印象だけでは店舗の適否を判断できない

内見では床や壁、間取りへ目が向き、天井、分電盤、設備銘板、看板位置を見落としがちです。これらは契約後に変えにくく、工事費や営業方法へ影響します。

私は、空間、エネルギー、設備、認知の4分類で確認します。坪数が十分でも、梁が低い、電力が足りない、空調が古い、看板が出せないなら計画は変わります。

内見だけで技術判断を完結させません。現地で必要な写真と寸法を集め、専門家と貸主側の回答を契約前にそろえることが目的です。

天井高は用途と仕上げ後の寸法で見る

シミュレーションゴルフ、大型什器、ステージ、高い間仕切りなどは、天井と梁の位置が計画を左右します。開放感だけでなく、実際の機器・動作が収まるかを確認します。

レーザー距離計などで、床から天井、梁下、配管下を測ります。物件資料の天井高が、躯体までか仕上げ面までかも確認してください。

内装で天井を組む、防音する、ダクトを通すと、有効高さは下がります。設計者へ断面図と設備計画を渡し、工事後の寸法で判断します。

天井高は一か所の数字だけでは判断できません。梁下、ダクト下、入口、客席、厨房、バックヤードなど、用途ごとの低い部分を確認します。

スケルトンでは、内装、防音、照明、空調、配管を加えた後の有効高さを設計者に検討してもらいます。現在の見た目より低くなる前提で計画します。

既存天井がある場合も、その上の空間を自由に使えるとは限りません。構造、共用設備、貸主工事区分を確認してください。

必要高さを満たせないと、席数、照明、厨房フード、商品陳列などへ影響します。契約後の設計調整で解決できる項目かを内見段階で分けます。

電気容量は機器表と同時使用条件で確認する

アンペアやボルトの表示だけで、自店の機器を同時に使えるかは判断できません。必要容量は業態、機器、単相・三相、ピーク時の使い方で変わります。

内見では、分電盤の全景、主幹表示、メーター、動力、既存コンセントを撮影します。感電や設備損傷の危険があるため、盤内部へ借主が勝手に触れないでください。

使用予定の空調、厨房、給湯、照明、音響、美容機器などは、型番、消費電力、稼働時間を一覧にします。通常時と最大時の組み合わせを、電気工事業者へ渡します。

専門業者には、契約容量だけでなく、幹線、盤、回路、建物側の余力を確認してもらいます。募集資料と現地表示が違う場合は、管理側へ確定値と確認日を聞いてください。

増設には、貸主承諾、共用部の工事経路、停電調整、費用負担、工期が関わります。電気を使う機器を変更する代替案も、席数や調理能力が下がらないか検討します。

増設の可否と見積りが出るまでは、工事可能と予算へ置きません。回答者、回答期限、増設不可の場合に見送る条件を申込書の別紙へ残してください。

回答後は、機器表、電気容量の確定資料、増設見積りの数値をそろえます。どの前提で契約・工事に進んだかを、後から追える記録にします。

既存設備は年式・型番・所有者を確認する

居抜きのエアコン、冷蔵庫、トイレなどは、本体と銘板を一組で撮影します。メーカー、型番、製造年が読めない場合も、確認できなかった事実を記録してください。

年式は更新時期を考える材料ですが、新旧だけで使用可否を決められません。試運転、保守履歴、修理履歴、部品供給、使用環境を設備業者へ確認します。

室内の設備は、建物設備、前テナント所有の造作、売買対象、残置物、リース品に分けます。室内にあることだけで、借主が使用・処分できるとは限りません。

設備一覧には、所有者、譲渡価格、保証、修理、交換、撤去の負担者を記載します。賃貸借契約、造作譲渡契約、リース契約の間で、責任区分が食い違っていないか照合します。

試運転できない設備は、使える前提の価値を置きません。交換・撤去の見積りを取り、使えない場合でも資金計画が成り立つかを確認します。

故障時は、連絡先、判定者、修理業者、費用負担、営業停止中の代替手段を決めます。故障してから所有者を調べる順番にしないでください。

退去時に撤去するのか、貸主承諾を得て残せる余地があるのかも契約時に確認します。取得価格だけでなく、保守、更新、撤去まで含む総費用で判断します。

看板は見える場所へ出せるかを図面で確認する

看板候補位置は、駅、道路、駐車場から近づく方向ごとに撮影します。通行者がどこで店を認識し、入口まで迷わず進めるかを、自店の主な客層の動線で確認します。

『看板可』と聞いても、候補壁面の全体を使えるとは限りません。入口脇の区画、袖看板、窓面、共用案内板など、借主が使える範囲を図面へ落とします。

貸主・管理側には、大きさ、照明、固定方法、電源、素材、指定業者、工事時間を示します。簡単なイメージだけでなく、設置図と仕様書に対する承諾を取ってください。

建物側が設置を認めても、所在地の屋外広告物など別の手続が必要な場合があります。貸主承諾と行政上の確認を分け、製作発注前に双方の範囲を確定します。

看板サイズが限られる場合は、地図、SNS、予約、窓面表示などの代替導線で補えるかを見ます。通行入店への依存が高く、代替できなければ契約前に見送ります。

工事費には、看板本体だけでなく、取付け、電気、足場、道路使用、指定業者など物件ごとの条件を入れます。承諾後に仕様を変更するときは、再承諾の要否を確認してください。

退去時の看板本体、固定金具、配線、壁面補修の範囲も契約時に確認します。設置費と原状回復費を同じ表へ置き、看板案ごとの総費用を比較します。

内見前に業態別の機器表と寸法表を作る

内見で何を見るかは、予定する店舗によって変わります。主要機器、什器、席、作業場所、搬入物を一覧にし、必要寸法と設備条件を整理してください。

機器表には、型番候補、外形寸法、消費電力、給排水、排熱、重量を記載します。まだ型番が決まっていなければ、想定能力と最大条件を置きます。

寸法表には、入口、通路、天井、梁、設置場所、作業間隔を入れます。室内面積が足りても、機器が搬入できない、配置後に通路が取れない場合があります。

この二つを設計施工へ渡し、内見で借主が測る項目と、専門家が確認する項目を分けます。現地の雰囲気だけで物件を評価しないための準備です。

写真は物件全体から設備銘板まで順番に残す

写真撮影の許可を得たら、建物外観、入口、共用部、室内四隅、天井、床、設備の順に撮ります。位置関係が分かる全景と、文字を読める近景を一組にします。

設備は、本体だけでなく、銘板、接続、メーター、分電盤、配管経路を撮影します。銘板が消えている場合も、確認不能という事実を記録してください。

写真名には、物件、場所、方向、対象、撮影日を入れます。後から設計者へ送ったときに、どの設備か分からない状態を避けます。

写真だけでは能力、所有者、動作を確定できません。現地記録と、貸主側資料、試運転、専門家確認を組み合わせます。

内見当日と専門家再調査の役割を分ける

最初の内見では、必須条件の一次判定と、追加調査項目の抽出を行います。すべてをその場で確定しようとすると、借主が設備や法令を推測することになります。

候補を絞った後、設計施工、設備業者など必要な専門家と再訪します。図面、機器表、写真、質問一覧を事前に共有し、現地時間を測定と確認へ使います。

貸主側へは、設計資料、設備資料、工事区分、過去の修繕など、現地だけでは分からない情報を依頼します。回答者と根拠資料を記録します。

専門家の確認結果は、工事見積りと申込み条件へ反映します。調査結果が口頭の助言で終わらないよう、判断表へ戻してください。

内見後24時間以内に進退メモを作る

内見後は、記憶が新しいうちに、必須条件、未確認、改善案、概算費用、回答期限をまとめます。同行者の感想は、事実と分けて記録してください。

進む場合は、貸主側への質問、専門家再調査、申込み資料の担当を決めます。見送る場合も、理由を一つの分類へ残します。

候補を比較するときは、内装の印象ではなく、契約可能性、工事費、開業時期、営業制限を同じ表へ置きます。未確認項目をゼロ点にも満点にもせず、回答待ちとして扱います。

短い期限で判断を求められても、必須条件を推測で埋めません。早い進退メモによって、確認の速度と判断の安全性を両立します。

引き渡し時に内見記録と現況を再照合する

契約が決まっても、内見時の状態がそのまま引き渡されるとは限りません。撤去物、残置物、設備、傷、鍵、メーターを現況確認書と写真で照合します。

使う予定の設備は、所有者、動作、付属品、取扱資料を確認します。内見後に故障や変更があれば、工事見積りと開業工程を更新してください。

貸主側と確認した記録は、退去時の原状回復にも使います。工事を始める前に、借りた状態と借主工事の境界を確定します。

内見当日に撮る・測る・聞く12項目

内見当日は、寸法・写真・銘板・看板位置を同じ順番で記録します。能力や権利関係は推測せず、再調査の担当者へ渡してください。

1. 天井面

床から天井、梁下、配管下を測ります。

2. 柱・梁

レイアウトと大型機器の干渉を確認します。

3. 分電盤全景

表示を撮影し、内部には触れません。

4. メーター・動力

供給方式と契約情報の確認資料にします。

5. 主要機器銘板

メーカー・型番・製造年を読める状態で撮ります。

6. 保守履歴

点検・修理・交換記録の有無を聞きます。

7. 設備所有者

建物設備・造作・残置物・リースを分けます。

8. 故障時負担

修理・交換・撤去を誰が担うか確認します。

9. 看板候補位置

遠景・近景・顧客動線から撮影します。

10. 設置寸法

使える範囲を図面で特定します。

11. 増設可否

電気・設備・看板の工事承諾手順を確認します。

12. 未確認一覧

回答者・期限・契約反映先を記録します。

内見記録は、申込み条件・工事見積り・引き渡し確認まで使います。未確認項目には回答期限と、満たせない場合の進退を付けてください。

よくある質問

資料と現地表示が一致しない場合や、設備の所有者・看板仕様を確定できない場合もあります。4項目を推測で合格にしないための次の行動を整理します。

Q
分電盤の表示と募集資料の電気容量が違う場合、どちらを基準にしますか?

A

どちらかを自己判断で採用せず、管理側と電気工事業者へ差異を示して確認します。契約と増設見積りに使う確定値、確認日、回答者を書面へ残してください。

Q
既存設備の所有者が確認できないまま申込期限が来たらどうしますか?

A

設備一覧へ所有・修理・撤去の未確認事項を記載し、申込条件として回答期限を置けるか相談します。室内にあることだけを理由に、使用や処分ができると判断しないでください。

Q
リース品の契約名義を前テナントから引き継げますか?

A

自動的には引き継げません。リース会社、契約名義人、貸主側へ譲渡・再契約・撤去の条件を確認し、造作譲渡の対象と混同しないでください。

Q
看板図面の承認後にサイズや照明を変える場合、再承諾は必要ですか?

A

変更内容を貸主・管理側へ示し、再承諾の要否を確認します。所在地の屋外広告物など別の手続が関係する場合もあるため、変更前に担当窓口へ照合してください。

Q
二回目の内見で専門業者が同行できない場合、契約判断を進めてよいですか?

A

図面・写真・機器表で代替できる範囲を専門業者へ確認します。現地測定が必須の項目は未確認のまま残し、条件化できなければ契約判断を止めてください。

まとめ:店舗内見で見落としやすい4項目

天井高・電気容量・設備年式・看板は、契約後に不足が分かると工事費と開業時期を同時に動かします。初回内見の記録を専門家再調査へ渡し、未確認を申込条件として残してください。

設備が室内にあることと、必要能力で使えることは別です。型番・所有者・接続・増設可否を一つずつ確定し、使用不能の場合の更新費も工事予算へ入れます。

二回目の内見では、初回に撮れなかった場所と追加資料を照合します。回答が工事見積りへ反映されるまで、設備条件を確定扱いにしないでください。

天井・分電盤・設備銘板・看板位置を漏れなく確認したい方には、テナントの窓口 公式LINEでご案内している問い合わせ者限定の内見チェックリストが役立ちます。現地確認へ持参できる一覧としてお受け取りください。