今回は、全国各地で話題になっている「店舗開発者交流会」の名古屋開催に参加してきました。この交流会では、空き店舗を探す企業や個人、物件を貸したいオーナー、そして我々のような店舗専門の不動産会社が一堂に会しました。
リアルな情報交換やマッチングの場として、非常に価値ある機会となりました。特に今回の名古屋会場は250人もの関係者が集まり、非常に活気のある雰囲気に。会場での出会いややりとりを通じて、思わぬ商談が生まれる場面もありました。
この記事では、その様子をまるごとレポートします!ただの名刺交換に終わらない、現場だからこそ得られるリアルな学びとつながり。その熱量を感じていただけるはずです。
この記事でわかること
この記事はこんな方におすすめ
250人が参加した「店舗開発者交流会名古屋」とは?

全国で開催されている店舗開発者向けの交流会。今回は名古屋でおこなわれたイベントについて、実際の参加者目線で振り返ります。
全国各地で開催される店舗開発者交流会に参加!
くっつー:このあいだ一緒に交流会行ってきたじゃないですか。ちょっとその時の話を、改めて聞きたいなと思いまして。
やまや:そうですね。最近はもう恒例みたいになってますけど「店舗開発者交流会」っていうイベントです。
くっつー:もうこの話、今回で3回目になるくらいですよね(笑)。で、今回はどこでやったんですか?
やまや:今回は名古屋です。愛知県名古屋市で開催されました。
くっつー:最初に行ったのが東京で、その次が博多、で大阪でしたよね?
やまや:そうですね。東京 → 博多(くっつーが1人で) → 大阪(2人で)って流れで、今回は名古屋。大阪のときは450人くらい来てましたけど、今回は250人くらいでした。
くっつー:それでもすごい人数ですね。
やまや:はい。主催は、一般社団法人店舗開発者協会です。
くっつー:大阪のときも感じましたけど、今回もけっこう趣のある会場でしたね。
やまや:そうそう、重要文化財みたいな歴史ある建物で、雰囲気がすごくよかったです。ただ、今回は少し違った雰囲気だったんですよね。椅子が会場のまわりに置かれていて、みんなが座って落ち着いている感じでしたね。
くっつー:たしかに。知り合い同士で固まって話している人が多かったですね。

この「店舗開発者交流会」は、通常の展示会とは違い、店舗物件に関わる実務者同士が直接対話できるクローズドなイベントです。主催の「店舗開発者協会」は全国の開発担当者や不動産事業者、フランチャイズ本部などとつながりを持つ団体で、信頼と実績のあるネットワークが魅力です
今回の会場は名古屋!過去回との違いや雰囲気は?
くっつー:我々、今回なんか真ん中のテーブルに行っちゃって、最初ちょっとキョロキョロしてしまいましたね(笑)。
やまや:そうなんですよ(笑)。しかもいつもは陽気なくっつーさんが今回は「どうする?」みたいな空気になって、珍しくくっつーさんが「一緒に回りましょうよ」とか言い出して。
くっつー:いやいや、ドキドキするんですよね(笑)。
やまや:結局「一緒に行ってもしょうがないですよね」ってことで、テーブルの両端から分かれて動きました。
くっつー:ネックストラップの色で、出店希望者か、オーナーか、業者かってわかるんですよね。それを見ながら声をかけていって。
やまや:そうそう。それで今回は、東海エリア中心のローカルスーパーさんや、地元でフランチャイズ展開している方々と出会えました。

イベントごとに会場のスタイルや参加者層も異なります。今回は「名古屋」という土地柄もあり、東海エリア限定で活動している企業や個人が多く、地域密着型の情報交換ができた点が特徴です。首都圏では得られない、エリア特化の情報やつながりが大きな収穫になります
現場で起きたリアルな交流とビジネスマッチング

現場ではどんな人たちとどんな会話があったのか?単なる名刺交換にとどまらず、具体的なマッチングや翌日につながるやりとりまで発展した、リアルな交流の様子をご紹介します。
出店希望者やローカルチェーンとの出会い
くっつー:やっぱり全国チェーンの方もちらほらいましたよね。
やまや:いましたね。大阪や東京で会ったことある方も来てましたし、ほかの拠点の担当者ってパターンも多かったです。東海エリアだけで展開しているスーパーさんとか、地元のフランチャイズの方もいましたね。
くっつー:そうなんです。石川とか福井など北陸から来ている企業の方もいて、地域に根付いた方々との会話ができたのは大きかったです。
やまや:ピンポイントでエリア展開している企業と話せるのって、普通ならめちゃくちゃ難しいですもんね。我々が日頃お付き合いしている加盟店さんの出店ニーズともマッチしていたので「この辺で空いている物件ありますか?」ってその場で聞かれる場面もありました。

地域密着型の出店希望者は、情報収集の範囲も狭くなりがちですが、こうした交流会では直接対話できることでニーズを的確に拾うことができます。また、地方展開を模索しているチェーンも出店パートナー探しに積極的で、交流会での一言が商談につながる可能性が高まります
名刺交換から翌日の商談へつながった事例も
くっつー:実際、今回も手応えありました?
やまや:はい、ありました。名刺交換して、その翌日に「空いている物件紹介してもらえませんか?」ってご連絡いただいた方もいましたよ。
くっつー:すごい!すばらしいですね!
やまや:先程も携帯見たら、すでに何件か問い合わせが来てて。やっぱりああいうリアルの場って、熱が伝わるからこそ動きが早いんですよね。
くっつー:店舗を貸したい側と借りたい側、それに我々みたいな不動産仲介会社がいる場って、やっぱり強いですよね。
やまや:そうなんです。しかもこの交流会は紹介制で、一般参加ができない仕組みなんですよ。
くっつー:それだけに、我々のようなパイプがある会社じゃないと、そもそも参加できないんですよね。

店舗開発者交流会は、完全紹介制で信頼関係のある関係者だけが集まるクローズドなイベントです。そのため、通常では出会えないプレイヤー同士が安心して情報交換でき、商談へとスムーズにつながる特徴があります。特に不動産業界では、この「信頼の場」が重要視されています
店舗専門だからこそ得られる交流会での価値

店舗に特化した不動産会社だからこそ、こうした場で活きる情報や人脈があります。一般の不動産業者では得られない“専門性の力”について、実体験を通じてお話しします。
一般の不動産会社では得られない情報が手に入る
くっつー:こういうイベントって、住宅や賃貸をメインにやっている普通の不動産会社の人は来られないですよね?
やまや:来ないです。やっぱり専門でやってないと、求められる情報がわからないですしね。
くっつー:うんうん。だからこそ、我々がこういうところで強みを出せるんですよね。
やまや:まさに。「テナントの窓口」として、全国で店舗仲介専門の不動産屋でやっているって言うと「ぜひ話を聞かせてください」って言われることが本当に多いんです。
くっつー:しかも、名刺交換の数がすごかったですよね。やまやさん、何枚くらい配ったんでしたっけ?
やまや:60〜70枚くらいですかね(笑)。同じ説明をずっと繰り返していた記憶があります(笑)。

店舗開発という分野は、住宅やオフィス賃貸とはまったく異なる知識とネットワークが求められます。だからこそ「店舗専門」として活動している不動産会社には、その分野ならではの相談やマッチングのニーズが集中します。通常の不動産会社ではキャッチできない情報が、こうした場では自然と集まってきます
「専門性」が呼ばれる理由!現場で活きる知識と経験
やまや:それにしても、くっつーさんはずっと同じ人と話してましたよね。あの方、どういう方だったんですか?
くっつー:あの方は、実は私の別チャンネルの視聴者さんだったんです。同じ店舗専門の仲介不動産会社さんで、我々のファンというか、情報交換を目的に話しかけてくれました。
やまや:えー、すごいですね。で、どんな話をしていたんですか?
くっつー:仲介の現場目線で、営業の仕方とか、オーナーとのやり取りとか、すごく具体的なノウハウを教えてくれて。正直、めちゃくちゃ勉強になりました。
やまや:あれですよね、私はひたすら人と名刺交換してて、めっちゃ腹減っていたのに……。
くっつー:私は2周くらいしてご飯しっかり食べてました(笑)。
やまや:私は何も食べずに、終わったあとにがっつり食べましたよ(笑)。

イベント会場では、ただ話すだけでなく、専門性のある話題やノウハウの共有が価値になります。同業者との情報交換も、自社の営業手法やサービスの改善に直結する重要なインプットとなります。また、リアルイベントならではの“温度感のある会話”が、次のビジネスのヒントにつながります
情報収集・人脈作りに参加する意味とは?

参加することで得られるのは商談だけではありません。イベントの価値は、目先のマッチングだけでなく、長期的に活きる“情報と人脈”にあります。その重要性について深掘りします。
地域を越えた広がりと出店戦略のヒント
くっつー:実際、名古屋で「出店したい」って人、けっこういました?
やまや:いましたよ。名古屋に限らず、東海エリア全体で出したいっていう企業さんが多かったです。
くっつー:でも、そういう方たちって、普通にしていたらどうやって出会うんですかね?
やまや:ほんと、それが問題で。一軒ずつピンポン営業しても限界あるじゃないですか。でも、こういう場なら一気に出会える。
くっつー:情報をキャッチアップするには最適ですよね。我々みたいな専門の会社が動いているからこそ、決まりやすい物件もありますしね。
やまや:そうなんです。会社の方針が突然変わって「関西にも出店することになりました!」とかもありますし。
くっつー:ありますね(笑)。特にサラリーマンでやっていると、上の方針で一気に広がったりしますからね。

企業の出店方針は年単位で変化します。だからこそ「今は関東だけ」という会社が、翌月には「東海エリアにも進出したい」となることも少なくありません。こうした流れをリアルタイムでキャッチできるのが、店舗専門会社としての大きな武器です
空き店舗を埋めたいオーナーへ伝えたいこと
くっつー:今これ見ている人で、例えば「中部エリアに物件あるよ」とか「空いているテナントどうしよう」って悩んでる方もいますよね?
やまや:そうですね。そういう方は、もちろん地元の管理会社に相談するのもいいですが、我々のように店舗専門でやっている会社にもぜひ相談してほしいです。
くっつー:はい。我々「テナントの窓口」は、こういう交流会でリアルに人脈を広げてますから、思わぬところで決まるケースもあります。
やまや:実際、専門だからこそ呼ばれるし、専門だからこそ信頼される。住宅と違って店舗は特殊ですからね。
くっつー:普通の不動産屋さんでは拾いきれない情報、けっこうありますもんね。
やまや:そうなんです。だからこそ、オーナーさんもぜひ専門会社に相談してもらえたら、って思います。

空きテナントの課題は、地域密着型の不動産会社だけでは解決が難しいケースも多くあります。専門のネットワークと情報を持つ会社に相談することで、より効率的かつ高確率でマッチングが可能になります。店舗の成否は立地だけでなく“どうマッチングするか”にもかかっています
この記事から学べる5つのポイント

1. 出店希望者と地域密着企業が直接出会える希少な場
250人規模の交流会では、全国チェーンから地場スーパー、フランチャイズオーナーまで幅広い層が集結。エリアを絞った具体的な出店ニーズを、その場で直接ヒアリングできる貴重なチャンスが生まれています。
2. その場の出会いが即日商談に発展するスピード感
名刺交換の翌日に「空いている物件を紹介してほしい」といった連絡が届くケースもあり、イベントの“温度感”が高いからこそスピード感ある商談へとつながります。紹介制だからこそ信頼感も抜群です。
3. 店舗専門会社だから得られる情報と人脈がある
住宅や賃貸中心の不動産会社では得られない、出店者のリアルな声や物件ニーズがここにはあります。店舗に特化した事業者が集まる場だからこそ、話が通じる、つながる、商談になる。専門性が大きな武器です。
4. ほかの専門業者との情報交換でノウハウも得られる
同業者同士での営業ノウハウやオーナー対応の工夫など、現場で実践されている知見を交換できるのもイベントの魅力のひとつ。事業の改善や営業手法のヒントが得られる“学びの場”でもあります。
5. 空き店舗に悩むオーナーは「相談先」で結果が変わる
「テナントの窓口」のような専門会社とつながることで、地元では得られない情報や、出店希望者とのマッチングが可能になります。管理会社だけでは埋まらない物件も、視点とルートを変えれば動き出します。