「どうやっても決まらなかった店舗が、まさかこんな形で決まるとは思わなかった——」
今回ご紹介するのは、なんと1年9か月もの間、空室状態だった商業施設の大型区画に、ついに新たなテナントが決まったという驚きの成功事例です。しかも、一般的なポータルサイトや広告を一切使わず「テナントの窓口」のネットワークだけを使った水面下の募集活動で成約に至りました。
この成功の裏には、どんな工夫や行動があったのか?そして、なぜ非公開であったにもかかわらず大手企業の出店に繋がったのか?
この記事では、実際に物件を担当し成約まで導いた「やまや」に、経緯を詳しくインタビュー。店舗オーナーの悩みを解決するヒントが満載です。
この記事でわかること
この記事はこんな方におすすめ
1年9か月の空室が決まるまでの全貌

ここでは、今回の成功事例となった商業施設の大型区画がどのように成約に至ったのか、その全体像を時系列でご紹介します。担当した「やまや」のリアルな行動を通して、成約までの具体的な流れをひも解いていきましょう。
物件概要と最初のアプローチ
くっつー:今回ご紹介するのは、1年以上空いていた大型商業施設のテナント区画を成約に導いた事例なんですよね。
やまや:はい。そうなんです。場所は商業施設の1階で、200坪くらいのかなり広い区画でした。初めは施設のホームページに「出店者募集」と一応は書いてありましたが、問い合わせはほとんどなくて。
くっつー:掲載はしてても、見つけてもらえてなかったってことですか?
やまや:そうですね。僕のほうで直接施設に電話して「空いている区画ないですか?」って聞いて、紹介いただいた感じです。
くっつー:なるほど。そもそも情報が埋もれちゃっていたんですね。

このように、物件情報が一応「募集」として公開されていても、見つけやすさや訴求力が不足しているケースは少なくありません。特に店舗物件では、出店検討者に刺さるような情報提供の工夫が欠かせません。「テナントの窓口」では、その点をカバーする独自のアプローチを取っています
動画と写真を活用した提案方法
次に注目すべきは、情報の届け方です。ただ物件を紹介したのではなく、動画と写真を使って「見せ方」を工夫しました。現地に行けない相手にも伝わる提案とはどのようなものだったのでしょうか。
くっつー:そこからどう動いたんですか?
やまや:まず現地に行って、写真だけじゃなく動画も撮影しました。室内の様子や周辺の雰囲気も含めて、内見前にイメージしやすいように工夫しました。
くっつー:なるほど。動画ってやっぱり伝わり方が違いますよね。
やまや:そうなんですよ。それを「テナントの窓口」のネットワークで希望条件に合いそうな方に提案したんです。実際に動画を見ていただいて「これは現地も見てみたい」と反応をいただき、内見に繋がりました。
くっつー:動画がきっかけで内見、そして成約に繋がるとはすごいですね。

写真に加えて動画を活用することで、物件の雰囲気や空間の広がりが視覚的に伝わりやすくなります。特に広い区画やテナント用途の物件では、静止画では伝えきれない魅力をアピールできます。「テナントの窓口」ではこのような提案力が高く評価されています
成約に至るまでのステップと時間軸
物件紹介から実際の契約まで、どのようなステップを踏んだのか。今回は特に「時間がかかったけれども確実に前に進んだ」プロセスが特徴です。どのように粘り強く提案を続け、成約に結びつけたのかを深掘りします。
くっつー:内見から成約まではスムーズにいったんですか?
やまや:実は一度内見されたあと、すぐには出店という話にはならなかったんですよね。でも、その方の上司、さらにそのまた上の社長クラスの方が何度も内見されて。
くっつー:なるほど。それってけっこう時間かかりましたよね?
やまや:はい。最初の内見から最終的な契約まで、なんと9か月ぐらいかかりました。でもその間に信頼関係が築けて、オーナーさんともやり取りを重ねたので、最終的にはとても良い形で決まりました。
くっつー:9か月は長いですね。でも、それでも決まったことがすごいです。
やまや:実は、僕が紹介する前からすでに半年以上空いていた物件なんですよ。つまり、通算で1年9か月空いていたわけです。
くっつー:それが決まったんですね。オーナーさんも嬉しかったでしょうね。

店舗物件の成約は、住宅と違って検討期間が長くなりがちです。企業の意思決定フローや、現地確認のプロセスに時間がかかるからです。「テナントの窓口」では、そうした事情を理解しつつ、粘り強く継続的にフォローをおこなうことで成約に繋げています
水面下で決まる「テナントの窓口」ならではの強み

ここでは、なぜネットに一切公開せずとも、成約までたどり着けたのか。その理由を「テナントの窓口」が持つ独自の強みに注目して探っていきます。公開しないからこそ叶えられる戦略と、オーナーにとっての大きなメリットを解説します。
なぜネットに出さずに決まったのか?
くっつー:今回の物件って、ネットには出してないんですよね?
やまや:はい。まったく出してないです。「テナントの窓口」のネットワークだけで完結しました。
くっつー:それでよく決まりましたね。
やまや:実は、世の中の物件って「広告すれば決まる」って思われがちなんですけど、逆にあえて出さないほうがいいケースもあるんです。今回もそれが功を奏しました。
くっつー:バレずに紹介できるってことですよね。
やまや:そうです。実は大手企業って水面下で動いていることが多くて、信頼関係のある紹介先で決めたいってニーズがあるんですよね。

テナント募集をオープンにしない理由は複数あります。既存テナントとの賃料差問題や、ブランドイメージの維持など、公開によってデメリットが生じるケースも多いです。「テナントの窓口」では、信頼ベースで非公開の提案ができるため、そうしたニーズにも対応可能です
オーナーにとっての非公開募集のメリット
くっつー:オーナーさんにとっても非公開ってメリットあるんですよね?
やまや:めちゃくちゃあります。例えば、今入っているテナントより安い賃料で新規募集しているのがバレたら「うちも下げてよ」って言われかねないんです。
くっつー:確かに。テナント間での賃料のバランスって難しいですもんね。
やまや:そうなんです。でも今回のように非公開で進められれば、ほかのテナントに知られることなく契約できるので、そうしたトラブルも避けられます。
くっつー:なるほど。それは大きな利点ですね。

商業施設や複数テナントを抱えるビルでは、テナント間の賃料差が問題になることがあります。非公開での募集により、既存テナントとの関係を保ちつつ、新たな契約を進められる点が「テナントの窓口」の大きな強みです
成功後の広がりと次なる展開

1年9か月もの空室が決まっただけでも大きな成果ですが、それだけで終わらないのが「テナントの窓口」の真価です。ここでは、成約後に広がった波及効果と、オーナーとの継続的な関係についてご紹介します。
他区画への波及効果とリピート依頼
くっつー:今回の案件、オーナーさんの反応はどうでしたか?
やまや:もうめちゃくちゃ喜んでいただきましたね。「よく決めてくれた」と言っていただいて。なんせ、ずっと空いていたんで(笑)。
くっつー:信頼も一気に高まったんじゃないですか?
やまや:そうですね。契約前からけっこう連絡を重ねていたので、その後も「ほかにも空いている区画があるからお願いしたい」って言ってもらえました。
くっつー:それは素晴らしいですね!まさに信頼の証ですね。
やまや:一件決まると、その信頼が連鎖していくのがこの仕事のおもしろいところです。

不動産の世界では、一度の成約実績が次のチャンスを生みます。特に商業施設などでは複数の空区画を抱えていることも多く、信頼関係を築けた業者に再度依頼が来るケースが増えています。「テナントの窓口」では、このようなリピートにも対応可能な体制を整えています
全国展開・柔軟な対応が生む信頼感
くっつー:やまやさん、今回はエリア限定の話ではなかったですよね?
やまや:そうですね。「テナントの窓口」は基本、全国対応しています。北海道から宮崎まで、どこでも対応可能です。
くっつー:それってオーナーさんにとっても頼もしいですよね。遠方でも相談できるって。
やまや:まさにそれで、今も全国から問い合わせがあります。物件によっては、僕が現地に飛んで対応することもあります。
くっつー:それって普通の不動産会社にはできない対応力ですよね。
やまや:そうなんです。「楽しい」「面白そう」って気持ちで動けるので、現地の状況に合わせた対応ができます。

広域エリアでの柔軟な対応力は「テナントの窓口」ならではの強みです。エリアに縛られず、案件に応じてフットワーク軽く動けることで、信頼性と対応スピードを両立させています。オーナー側にとっても、より多くの出店候補を確保できる点で大きなメリットがあります
店舗専門だからこそできる、信頼と成果の積み重ね

1年9か月もの空室を成約に導いた今回の成功事例から見えるのは「テナントの窓口」だからこそ実現できた戦略と信頼のネットワークです。公開しないからこそできる提案。
そして、専門性とフットワークで築かれる継続的な信頼関係。「ただ募集する」から「確実に決める」へ。これが、私たちの強みです。
くっつー:いやあ、今回の話は本当にすごかったですね。
やまや:ありがとうございます。物件ごとに事情も違うので、毎回学びもありますが、やっぱり店舗専門でやっているからこそ、柔軟に動けるんですよね。
くっつー:本当にそうですね。これからも、さまざまなオーナーさんの力になれそうですね。
やまや:はい。今、ほかの不動産屋さんにお願いしている方でも、相談はまったく問題ありません。重複してのご相談も大歓迎です。
くっつー:全国で対応できますし、迷っている方もまずは話してみることが大事ですね。
やまや:はい。僕も四国に住んでたことがありますし、どこへでも行きます。ぜひご相談ください。

「テナントの窓口」は、すでに依頼中の不動産会社がある場合でも、別の切り口からの提案や別ルートの顧客紹介が可能です。相談に費用はかかりませんので「物件がなかなか決まらない」と悩んでいるオーナーさんは、まず一度ご連絡いただくことをおすすめします
この記事から学べる5つのポイント

1. 「募集しているだけ」では埋まらない店舗もある
ただポータルサイトに載せるだけでは情報が埋もれてしまい、空室が長引くことがあります。直接の問い合わせやネットワークを通じたアプローチが突破口になることもあります。
2. 写真+動画で伝えることで、現地に行かずとも魅力を伝えられる
テキストや写真だけでは伝わらない物件の魅力も、動画を加えることで視覚的に理解されやすくなります。特に広さや雰囲気を伝えるには効果的な手段です。
3. 時間をかけた信頼構築が、難物件の成約に繋がる
出店決定には複数のステークホルダーが関わり、意思決定に時間がかかることもあります。粘り強くフォローを続け、信頼を積み重ねる姿勢が成約の鍵となります。
4. 情報非公開がむしろ安心材料に。大手企業も納得のマッチング方法
賃料情報や募集状況を非公開にすることで、既存テナントとの関係やブランドイメージを守れます。これは「テナントの窓口」だからこそ提供できる安心感です。
5. 店舗専門ネットワーク×全国対応=最強の提案力
店舗専門で蓄積した業種ごとのニーズと、全国エリア対応のフットワークを兼ね備える「テナントの窓口」なら、どんな物件でも可能性を最大限に引き出せます。