こんにちは「テナントの窓口」です!今回は「最近、店舗出店で選ばれているのは“駅前”より“ロードサイド”って本当?」というテーマで、やまやさんにじっくり話を聞きました。
コロナ以降、駅前よりも車でアクセスしやすい立地が注目されるようになり、出店希望者やオーナー様の間で「ロードサイド物件」が人気です。具体的な申し込み実績や成功事例をもとに、なぜロードサイドが選ばれるのか?どんな業態と相性が良いのか?などを深掘りしていきます。
この記事でわかること
この記事はこんな方におすすめ
ロードサイド物件の反響と最新の出店実績

ロードサイド物件が実際にどれほどの反響を得ているのか、具体的な申し込み事例をもとに見ていきましょう。関東エリアで活動している「テナントの窓口」の2人が、現場で体感しているリアルな情報を対談形式でお届けします。
実際に申し込みがあった事例とは?
くっつー:今日はやまやさんに聞きたいんですけど、最近「ロードサイドがいい」ってよく聞きますよね?
やまや:いや、そうなんですよ(笑)。もともと僕も「ロードサイドっていいよね」ってずっと言っていたと思うんですけど、やっぱり実感することがあって。
くっつー:ほうほう。
やまや:関東全域で活動してて、物件の種類も駅前、商業施設、ロードサイドと全部扱っているんですけど、実際に申し込みまで進むのって、ほぼロードサイドばっかりなんですよ。
くっつー:なるほどね。
やまや:お盆休みがあけて1週間たったころに一気に申し込みが2件入りました。
くっつー:すごい!どこですか?
やまや:1件は千葉のリサイクルショップ跡地のロードサイド。もう1件は神奈川県の金沢文庫の近く。こっちは今インドアゴルフにしたいっていう要望で進んでます。
くっつー:おおー!どっちもロードサイドですね。
やまや:そうなんです。ちなみにどちらも独立店舗タイプで、駐車場付き。テナントさんからの人気がめちゃ高いんですよ。

ロードサイド物件とは、一般的に車でのアクセスが主となる幹線道路沿いの物件を指します。特に「フリースタンディング(独立型)」と呼ばれるタイプは、1棟貸しで自由度が高く、駐車場も完備されているケースが多いため、出店企業から高い人気を集めています
人気の背景にある「自由度の高さ」と「時代の変化」
くっつー:でも改めて、なんでそんなにロードサイドが人気なんですかね?
やまや:やっぱり自由度の高さが一番だと思いますね。例えば商業施設やビル内だと営業時間の制限とか、工事の制約とかあるじゃないですか。
くっつー:たしかに。共用部分の制約ってけっこうありますもんね。
やまや:その点、独立店舗のロードサイドだと、自分たちで全部決められる。営業時間も内装も自由にできるから、企業にとってはかなりやりやすいんです。
くっつー:なるほどね。あとやっぱり、コロナの影響もあるんですか?
やまや:ありますね。コロナ禍で駅の利用者が減って「密」を避ける動きが出たあたりから、一気にロードサイド型が注目されてきました。車で行ける安心感もありますし。

コロナ禍以降、人の流れやライフスタイルが大きく変わりました。そのなかで、駅前立地から郊外型・車アクセス型の「ロードサイド物件」へとニーズがシフトしています。自由度の高さ、感染リスクの低さ、そして駐車場完備などの利便性が再評価されているのです
ロードサイド物件が出店戦略として選ばれる理由

出店戦略を考える上で、立地の選定は非常に重要です。最近では「都内の駅前一等地」よりも「地方のロードサイド」が選ばれるケースが増えています。この背景には、拠点展開やコストバランス、さらには拡大戦略における合理性があります。
地方展開・北関東進出にもロードサイドが有利
くっつー:ロードサイドって、地方展開を考えている企業にとってもすごく相性いいですよね?
やまや:めちゃくちゃいいですね。僕のエリアって関東中心なんですけど、特に北関東は好調なんです。
くっつー:おお、それは興味深い。
やまや:都内である程度の出店が済んだ企業が、次に目指すのってやっぱり北関東とかなんですよ。駅前は都内ほど人がいないし、それでも賃料はそこそこします。でもロードサイドなら、広くて安いところも多い。
くっつー:たしかに。物件の選択肢が広がりますもんね。
やまや:そうです。だから「ちょっと広めの店舗を出したい」って企業が、ロードサイドに目を向けているんですよ。地方だからこそ、車で来やすい場所って重要なんですよね。

都内での出店が一巡したナショナルチェーン企業が、次に注目するのが「北関東エリア」です。この地域は駅前よりもロードサイドのほうが賃料面で優位性があり、面積も確保しやすいため、拡大戦略の起点として選ばれています。ロードサイドは、地方進出の「第一歩」として非常に有効な選択肢です
ナショナルチェーンとのマッチングが得意な理由
くっつー:ちなみに、ロードサイドってオーナーさんが自力で借り手を見つけるの難しいですよね?
やまや:めちゃくちゃ難しいですね(笑)。地元の不動産会社さんにお願いしているケースも多いですけど、全国チェーンと直接つながっているケースってほとんどないです。
くっつー:なるほど。うちらの場合は店舗専門ってところがやっぱり強いですよね。
やまや:そうなんです。僕らは毎月のように店舗開発の交流会とかに参加してて、ナショナルチェーンの人と直接顔合わせているんですよ。
くっつー:それ、めっちゃ大事なポイントですね。
やまや:はい。だからオーナーさんから「空いている店舗あるよ」って聞いたときに、すぐに「ここに出したがっている企業ありますよ」って提案ができる。これはほかにはなかなかできないと思います。

店舗不動産に特化している「テナントの窓口」では、ナショナルチェーンやフランチャイズ本部とのネットワークを独自に築いています。地元密着型の不動産会社ではアプローチできない規模感の案件にも対応可能で、マッチング成功率も高いのが特徴です
オーナー様にとってのメリットと「テナントの窓口」の強み

ロードサイド物件が人気であることは出店企業だけの話ではありません。実は、こうした物件を所有するオーナー様にとっても、今が絶好のチャンスです。特に、店舗専門の我々「テナントの窓口」だからこそご提供できる価値があります。
ロードサイド物件を持つオーナーが今すぐ相談すべき理由
くっつー:さっきの2件の申し込みって、どっちもオーナーさんからの反応良かったんですよね?
やまや:はい、めっちゃ喜んでもらえました(笑)。「こんな企業さんが来てくれるなんて!」って感じでしたね。
くっつー:やっぱ、我々が提案する企業って、ナショナルチェーンとか準ナショナルチェーンですもんね。
やまや:そうなんです。地方で「この物件どうしようかな」って悩んでるオーナーさんには、ぜひ相談してほしいです。なかなか地元の不動産会社では出会えない企業をご紹介できる可能性があるので。
くっつー:逆にオーナーさんが全国展開の企業にアクセスしようとしても、なかなか届かないですもんね。
やまや:そう。だからこそ僕らが間に入ることで、成約まで一気に進められるんですよね。

「ロードサイド物件はあるけど、なかなか借り手が見つからない……」というお悩みを持つオーナー様には、今が行動のチャンスです。「テナントの窓口」では、業態や戦略に合った企業をご紹介できるネットワークとノウハウがあります。特に独立店舗や郊外型の物件は、条件さえ合えばすぐにでも提案が可能です
地元の不動産業者との違いとは?
くっつー:地元の不動産会社と我々の違いって、一番はどこですかね?
やまや:やっぱり「マンパワー」と「人脈」じゃないですかね。地元の業者さんって、全国チェーンと直接つながっているわけじゃないですし、そういう企業へのアプローチ自体が難しいと思います。
くっつー:我々は店舗開発の交流会とかにも顔を出して、担当者とつながってますもんね。
やまや:はい。関東の本社担当だけじゃなくて、地方エリアの開発担当とも接点を持っているので、広い範囲で対応できるのも強みです。
くっつー:だからこそ「地方のロードサイド物件×全国チェーン」というマッチングができるんですね。
やまや:そうなんです。物件オーナーさんにとっても、店舗展開したい企業にとっても、Win-Winな関係を築けるのが我々の仕事なんですよ。

地域密着の不動産会社は、その土地の情報には強い一方で、ナショナルチェーンとのマッチングや広域対応には限界があります。「テナントの窓口」は、店舗専門かつ全国対応を強みに、戦略的な提案ができる数少ない存在です
この記事から学べる5つのポイント

1. ロードサイド物件は実際の申し込み実績が高い
関東全域で多数の物件を扱うなか、実際に反響から契約まで進むのは圧倒的にロードサイド物件。特に千葉・神奈川での申込事例に代表されるように、駐車場付きの独立型店舗はテナントからのニーズが非常に高いです。
2. 自由度の高さが出店企業にとっての決め手
商業施設やビル内と違い、営業時間や内装に制限がないため、店舗運営の自由度が高いのが魅力。コロナ禍以降は「密」を避けられる車アクセス型という点でもロードサイドが選ばれる理由になっています。
3. 北関東・地方進出にはロードサイドが最適
都内で出店済みの企業が次に狙うのは北関東や地方都市。駅前よりも広く安価な物件が多く、ロードサイドは「次の一手」として理にかなった選択肢です。広い敷地を求める企業にもフィットします。
4. テナントの窓口はナショナルチェーンとの接点が強み
店舗開発の交流会などを通じて、ナショナルチェーンやフランチャイズ本部と直接の人脈を持っているのが「テナントの窓口」の強み。オーナー様から預かった物件を即座にマッチング・提案できる体制が整っています。
5. 地元業者では難しい広域対応もカバー
地元密着型の不動産会社では対応しづらい広域展開やナショナル企業へのアプローチも「テナントの窓口」なら可能。東京本社だけでなく、地方担当ともつながっているため、全国レベルでのマッチングが実現できます。